2022/04/21

M5Stack ATOM – Wi-Fi ラジコンカー

この記事は「ESP-WROOM-02/32 Wi-Fi ラジコンカー(改・ハードウェア編)」の改訂版でM5Stack ATOMを使用してラジコンカーを作ります。

全ての部品はブレッドボード上にジャンプワイヤーを使って接続することができます、ハンダ付が苦手な方にもお試しいただけます。

組立て写真
組み立て写真

使用する部品
##名称型式備考
1CPUボードATOM Liteスイッチ
・サイエンス
2車体FT-DC-002秋月電子
3ブレッドボードBB-801秋月電子
4モータードライバNJM2670D2秋月電子
5抵抗10kΩ秋月電子
6セラミックコンデンサ100uF秋月電子
7セラミックコンデンサ0.1uF(2個)秋月電子
8ジャンパーワイヤBBJ-20秋月電子
9ジャンパーワイヤ165-012-000(EIC-J-L)秋月電子
10ロングピンヘッダ(2×40)PH-2x40SG(6.1/6.1)秋月電子
11バッテリ(2,900mAh)QE-QL105パナソニック
12USBケーブルUSB-C


モバイルバッテリは、出力が1.5A以上取出せるものを使用します、モーターが高速回転した際に出力電流が不足するとCPUボードがハードリセットすることがあります。 モバイルバッテリ(QE-QL105)は生産中止品です、外形が「84dx40wx23h(mm)」以下のバッテリが入手できない場合は、本体内ではなく、本体天板とブレッドボードの間に両面テープで貼り付けてください(⌒-⌒;)


モータードライバ回路図(2018/11/08改定)



結線図
モータードライバの結線
モータードライバの結線

モーターの結線
モーターの結線

電源の結線
電源の結線

PWM信号の結線
WM信号の結線

全体の結線
全体の結線


ソフトウェア編 ATOMに書き込むソフトウェア

旧記事「ESP-WROOM-02/32 Wi-Fi ラジコンカー(改2)」とコード内容は同じで、ATOM用のピン割り付けを追加しました。 ジョイスチック風の操作画面になっていて、iPhone または Android 端末から操作できます。

操作アプリ画面

iPhone 操作画面

iPhone 操作画面

Android 操作画面

Android 操作画面


本体への組込み
ソースファイル内のライト、警笛、左右のモータードライバへの接続にこの記事と異なるポートを使用する場合は、該当のポート番号を変更してください、また、複数台のラジコンカーを作る場合はそれぞれのSSIDを重複しないように変更してください。
これらの変更を行った後に、コンパイルして、ATOMへ書込みます。

起動
本体は電源オンで、Wi-Fiアクセスポイントとして起動します、スマホで本体のSSID(ESPCar02)へパスワード(ESP12345)を入力して接続します。
接続できたら、スマホブラウザのURLに本体のIPアドレス(https://192.168.4.1)を入力して接続します。
スマホに操作画面が表示され、操作できるようになります。

操作方法
起動したときに表示される大きな円の中央に表示されている赤い円ボタンをスライドさせるとスライドした方向にラジコンカー本体が移動します。
移動する速さは大きな円の中心からのスライド量に連動、また移動する方向はスライドする方向になります。
スライド方向やスライド量を変えて操作してください。
画面から指を離すと円ボタンは中央に戻り、ラジコンカーは停止します。

*下記の「ライト」と「クラクション」はオプションで結線図には書いてありません、必要なら定義したポートにLED、圧電ブザーを接続してください。
「ライト」は押すと接続したLEDを点灯/消灯します、このボタンはトグル動作です。
「クラクション」は押すと接続した圧電スピーカーを鼓動します。
*本体のライトはスマホとの通信が途絶えた場合には、0.5秒間隔で点滅します。

ソースコード

# 名前 内容
1   CarCon3.ino 本体
2   AnalogWrite.ino PWM内部関数
3   index_html2.h スマホ操作画面

ソースコードはこちらからダウンロードできます。


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